すぐにキレる上司との付き合い方

攻撃型・規範型の上司

 

「怒り」というのは、現在置かれている状況が「耐え難い」と感じた時に生じます。さて、では上司はどういう時に「耐え難い」と感じているかがポイントですが、二つに分けられます。「自分の価値基準がおびやかされる時」と「自分のプライドが傷つけられた時」です。

 

 

自分の価値基準がおびやかされると耐えられなくなって怒るというのは確かに容易に想像できます。攻撃型の上司はこれに当てはまりません。私は上司なのだから考えは正しいし、周りも従うはずとして、自分の意見を部下に押し付けてきます。従って、自分の思うようにならなかったりすると、すぐ怒り心頭となるのです。

 

 

このタイプは言い方が激しいため、部下も腹が立ち、感情的になりやすいのです。これでは火に油を注ぐようなもので、上司の怒りは益々ヒートアップしてしまいます。だからこそ、できるだけ冷静に淡々と対応しなければならないのです。感情を抑え、落ち着いた口調で対応するようにすれば、上司もすぐ怒るのをやめるはずです。

 

 

規範型の上司も当てはまります。言ってみれば非常に頭の固いタイプとなります。部下たるものはこうあるべし、というような社会的な規範にこだわります。自分の考えは正しいと信じて疑わないので、融通が利きかず、そのために反論されるとすぐキレるのです。これでは何を言っても話が噛み合いません。

 

 

こうした上司の話をベースにすると進展しませんから、話の視点を変えてみるのが良いかもしれません。また、「分かりました。ではその通りにやってみます」と開き直るのも手です。